第57話EV(電気自動車)への投資は将来性抜群!?

(写真=buffaloboy/Shutterstock.com)

前回:中国と韓国の電子決済事情を視察してきたオオタ部長に、電子決済先進国の実情について教えてもらった。
投資はじめました第56話はこちら→

自動車はエンジンから電動に

電子決済先進国である中国、韓国の現状を知り、技術革新によって世の中がどんどん変わっていることを実感した。

そういえばクルマもそうだ。ちょっと前まで電気自動車なんて、未来の乗り物といった印象だったが、いつの間にか実用化されて充電設備もあちこちで見かけるようになっている。もしかすると、これって投資のチャンス!?

「ニシカワ先輩。EVって最近良く見かけるじゃないですか? トヨタも本格参入するそうですし、ああいう最先端の技術って投資の対象になるんじゃないでしょうか?」と聞いてみる。

「EV? ああ電気自動車のことかいな。そりゃ、自動車産業の一大転換点になる可能性が高いんやから投資対象としては狙い目やで」

「ニシカワ君のいうとおり、これからEVのシェアは大きく伸びると予想されている。排気ガスの環境負荷は世界中で問題になっていて、英仏は2040年までにガソリン車、ディーゼル車ともに販売を禁止する方針を政府が発表したんだ」

「来年あたり、中国はEVは燃料電池車を普及させるための法律として、”ニュー・エネルギー・ヴィークル規制法”っちゅーのを施行する予定らしいで。つまり世界中でEVへのシフトが進むっちゅーわけや。関連企業で化けるところもあるやろな」

「それってつまり、伸びしろですねぇ!」

「…」

あのサッカー日本代表選手のモノマネをする芸人のモノマネをしてみたが、オフィスは静まり返ってしまった……。

「と、突然なんやねん…」

「え、えーとですね。ということは、EVに必要な素材や技術を持つ企業は今後業績が伸びる可能性が高いから、投資対象に向いているということですね」と新人のタカヤマさんにフォローされる始末。

「そのとおりや!! まだまだEVの技術は発展途上やから、新しい素材や技術の開発に成功すれば一躍トップ企業になる可能性もある。せやから、そういった関連企業に投資するのもオモロイやろな!」

完全スルーは悲しいんで、せめてスベったことへのツッコミはしてください(涙)

EV関連企業への投資方法は?

(写真=Sopotnicki/Shutterstock.com)

それはさておき、これから電気自動車の需要が大きく伸びるなら、それに関連する企業の業績も伸びるはず、ということか。先行投資先としては有望そうだ。

「ニシカワ先輩。EV関連企業への投資を考える場合、やはり株を買うことになるのでしょうか?」ちょっと考えている間にタカヤマさんが質問をしていた。

「そりゃまぁ株が王道やろうけど、ぎょうさんある関連銘柄から伸びそうなものを絞り込むのは大変やで?」

「そうですね……難しいと思います」

「自分は世界中のEV関連企業に投資する投資信託がいいと思うのですが、どうでしょう?」名誉挽回のため、話を聞きながら調べて見つけた情報を話す。

「投資初心者にはそれがベターな選択やろな。自動車メーカー、部品メーカー、素材メーカーに分散投資できるし、日本株だけでなく海外株まで網羅してくれるのは楽やで。なにより投資のプロが選ぶんやから、自分が選ぶよりは安心感あるやろ」

「そうですね。EV関連の投資信託にちょっと投資してみようかな」

「ただし、EVには航続距離や充電時間といった性能面や充電設備のインフラなど、まだまだ解決しなければならない課題や実用上の問題も多い。また、世界各国でEVを推進する動きもあるが、対日本の自動車産業という側面、次世代自動車の主導権争いという側面も併せ持っているんだ」

「せや、部長のいうようにEVには問題も多いで。本格普及がいつになるかも不透明やし、各国が発表しているスケジュールも国策や経済界の思惑が絡んでるっちゅーことや。そのへんの事情も汲んでおかないと、これからEVが伸びそうという視点だけで、投資先に選ぶのは早計やで」

「EVだけでなく、燃料電池車も次世代自動車の注目株だろう。ほかにも、自動運転車も実用化に向けて各メーカーがしのぎを削っているし、空陸両用の自動車を開発しているところもある。自動車産業全体の大変革期だから、EVだけにとらわれず広い視野で情報を集めてみると、面白い投資先が見つかるかもしれないぞ」

広い視野か……なるほど、確かに自動運転関連のニュースもよく見かけるし、そういった分野への投資も面白そうだ。

自分は興味を持つと、それしか見えなくなってしまうことが多いので、今後は広い視野を持つことを意識していこう!(後輩もできて少しは先輩らしくなってきたかな?)

次回へ続く。

>> 投資はじめましたの新着情報を受け取る

※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
 実在の取材などでご協力いただいた皆様については、許諾いただいた場合に限り、実名でご登場いただきます。
 フィクションとしてお楽しみいただきつつ、皆様の資産形成にお役立てください。

TATERU FUNDING