【クラウドファンディングを活かした、新たな不動産投資のカタチ】小規模な不動産プロジェクトを対象にした、REITの小型版 株式会社クラウドリアルティ 代表取締役 鬼頭武嗣氏 インタビュー①

2014年12月に設立された株式会社クラウドリアルティは、これまでになかった新たな不動産投資を実現しています。不動産に特化した投資型のクラウドファンディング・マーケットプレイスであり、京都の町家再生プロジェクトや、渋谷区の待機児童を解決するシェア保育園の設立など、まさに社会的な課題を解決するための資金調達を支援してきました。また、2017年7月には、三菱UFJフィナンシャル・グループ主催の「MUFG Digitalアクセラレータ」第2期プログラムにおいてグランプリを受賞した、注目のベンチャー企業です。

今回は、株式会社クラウドリアルティの代表取締役 鬼頭武嗣氏に、このサービスの概要や魅力を伺いました。

不動産に特化した「クラウドリアルティの投資」とは?

鬼頭氏:
クラウドリアルティは、インターネットを通じて不動産プロジェクトの起案者には資金調達の機会を、投資家には新たな投資の機会を提供しております。個人から少額出資を集めるクラウドファンディングの不動産バージョンと考えていただくと、わかりやすいかもしれません。

既存の不動産ファンドとしてはREIT(不動産投資信託)が挙げられますが、規模が大きいため、自分がどの不動産プロジェクトに投資をしているかが見えにくいことがあります。一方、クラウドリアルティは、一個の物件、一個のプロジェクト単位で不動産を証券化し出資を募るので、REITの良さを活かしつつ、ピンポイントでどのプロジェクトに投資をしているかがわかります。そのためREITより小さな規模感で、手触りのある不動産投資を提供することが可能です。

どのような不動産プロジェクトに投資できる?

鬼頭氏:
もともと私は、メリルリンチ日本証券にて、J-REITの資金調達サポートや不動産の開発証券化に関するアドバイザリー業務をしていました。ただ、不動産プロジェクトで資金調達をしたい人は多いのにも関わらず、それを実現できる人は限られていました。「資金を調達したいけど、調達できない」という不満を解消させるため、私はクラウドリアルティを立ち上げました。

(提供:株式会社クラウドリアルティ)

これまでに、小規模な不動産やリノベーション、空き家再生といった、これまで資金調達しづらかったプロジェクトを中心に案件をセレクトしてきました。たとえば国内では、京町家の再生や渋谷区上原のシェア保育園設立といったものを手がけてきました。

実際にプロジェクトの実行や運営には、自分が前職で得た知識と経験を活かし、利益を取れる見込みがあるのか、扱う不動産に問題がないかも厳重に審査しています。

投資家がリターンを受けるまでのフロー

鬼頭氏:
まず、不動産プロジェクトが立ち上がると、それに対して出資を「Crowd Realty」のサイト上で募ります。一口あたりの出資金額は、プロジェクトにより変動しますが、基本的に一口5万円で、最低出資口数は1〜3口ほどとなっています。たとえば京町家再生プロジェクトなら総額7,200万円、シェア保育園なら1億7,400万円を目標額として、出資を募りました。

投資家は当社サイトで会員登録をした後、投資家登録を行います。その後、そのプロジェクトへの希望投資口数を申請します。最終的に各投資家からの総出資額が目標額(=満額)に達すれば、プロジェクトは実現フェーズに移行しますが、仮に目標値に達しなかった場合、プロジェクト自体が中止となります。プロジェクトが実現フェーズに移行した場合のみ、投資家には投資金額を振り込む作業が発生します。

満額成立した後は、プロジェクトで決まった物件を取得し運営を行います。たとえば京町家であれば、リノベーション後に宿泊施設として運営します。想定運用期間は36ヵ月となっており、その期限までに施設を受け継ぐ新たな所有者に売却するものとしています。

売却をすることにより、投資家の方は運営中の宿泊事業からの収益の他にも、運用期間終了後の売却益を得られる可能性が発生します。運用期間中に実績を上げることができれば、より高い運用利回りが望めます。こういったアップサイドも見込めるスキームこそ、クラウドリアルティの強みです。

>>目標リターンは7〜8%。自分も応援できる「ハンズオン投資」 インタビュー② へ続く(提供元:株式会社ZUU)

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