拡充しつつある 購入型クラウドファンディングとは?

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(写真=NATALIA61/Shutterstock.com)

クラウドファンディングとは、「人々」や「一般大衆」を意味する「Crowd」と、「資金調達」を意味する「Funding」を組み合わせた造語であり、企業や起業家などがインターネットを通じて、資金の借り手と資金の出し手をマッチングさせる仕組みだ。

クラウドファンディングは大きく「購入型」「寄付型」「投資型」の3つに分けられる。今回は、クラウドファンディングのなかでも「購入型」と呼ばれる仕組みの特徴を解説する。

購入型クラウドファンディングとは

購入型クラウドファンディングは、「こんなものやサービスを提供したい」といったアイデアあるいはプロジェクトをインターネット上に公開し、そのアイデアやプロジェクトに共感した人々から広く資金を集める仕組みである。

購入型クラウドファンディングは主に「資金調達達成時実行型(All or Nothing型)」と「実行確約型」の2つに分かれる。

「資金調達達成時実行型(All or Nothing型)」は目標とする金額が集まったときに限り、プロジェクトが実行されるもので、主に商品開発に多く利用される。目標とする金額が集まらず、プロジェクトが実行されない場合は、返金されるのが一般的である。「実行確約型」は、目標金額の達成に関係なく必ずプロジェクトが実行されるクラウドファンディングの募集形態をいう。

購入型クラウドファンディングがもたらす世界とは

現在、購入型クラウドファンディングのプロジェクトは、音楽やアニメの制作などにいたるまで、さまざまな種類が存在している。

例えば、映画プロジェクトの場合は、本編のエンドロールに名前をクレジットする等、出資者への返礼もある。また、このプロジェクトによっては計3,000人近くの出資者が参加し、集まった資金は4,000万円にもなった例もある。また他の例では、農家を始めたい人がクラウドファンディングで資金を集め、その農園で収穫した野菜の一部を出資者に贈るというプロジェクトの場合、新鮮な野菜が定期的かつ継続的に受け取れるものもある。

このように、購入型クラウドファンディングは、商品やサービスそれ自体の価値だけでなく、プロジェクトに参加している一体感や将来にわたる特典が得られるプロジェクトもある。今後、クラウドファンディング市場にどのようなプロジェクトが参入するのか注目である。

購入型クラウドファンディングは、マーケティングコスト削減に繋がる

購入型クラウドファンディングは資金の借り手(企業等)と貸し手(商品・サービス等の購入を希望する者)が通常の流通フローに比べ、企業と顧客の距離が近いため、マーケティングコスト等の削減につながるのだ。

インターネットで直接、企業と商品のサービスの購入を行っているため、顧客がどういった商品やサービスに人気があるのかわかりやすくなる。結果的に、大規模な需給調査や広告宣伝費などのマーケティングコスト削減に繋がるのだ。

今後、購入型クラウドファンディングは、より広がると考えられているが、そのためには、顧客(商品やサービスを購入する方)にとってより魅力的な商品が求められてくるだろう(提供元:株式会社ZUU)

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