ビットコイン誕生の歴史

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(写真=Wit Olszewski/Shutterstock.com)

ビットコインは決済手段としてだけでなく、投資対象としてもボラティリティ(価格変動性)の高さが注目されている。その歴史をビットコインを支える技術であるブロックチェーンとともに振り返る。

ビットコインとは

ビットコインは仮想通貨と呼ばれるものの代表格だ。年を経る毎に、円やドルなどの法定通貨と同じように決済手段として使える場所(お店)も増えている。単位はそのままBTC(ビットコイン)で、1BTCあたり〜円と計算する。

ビットコインは、貨幣のように具体的な形を持たず、電子マネーやポイントのように特定の企業が管理しているわけでもない。ビットコインの存在を証明するのは、不特定多数の人のコンピュータに記録された取引履歴だ。ビットコインをはじめとした仮想通貨にはまだまだ課題もあるが、まさに次世代の決済手段といえるだろう。

ビットコイン誕生の歴史

ビットコインは、2008年に、サトシ・ナカモトと名乗る人物がネット上に投稿した『ビットコイン:P2P電子通貨システム』という論文により、提唱されたものである。2009年1月には、ビットコインの理論を実現するためのソフトウェアが有志の手によって開発され、公開された。

仮想通貨という発想そのものは、1998年の暗号技術者の集まりでウエイ・ダイ氏が発表したことから知られていた。だが、当時はこれを現実的に可能とする技術がなかったという。電子記録のみに存在する仮想通貨は、改ざんや盗難を防ぐ仕組みが必要不可欠だ。そしてこの問題を解決したのが、サトシ・ナカモト氏による『ビットコイン:P2P電子通貨システム』という論文だった。

ちなみにサトシ・ナカモト氏の正体は謎のままだ。性別や国籍はおろか、個人名なのかグループ名なのかすら分かっていない。

ブロックチェーン技術とは

ブロックチェーン技術とは、ビットコインなどのやりとりを記録した取引履歴の1つのかたまりであり、ビットコインの信頼を支える重要な技術である。

常に取引され更新されていくビットコインのデータは公開されており、世界中の誰もが確認することができる。これによってビットコインの信頼性は支えられているのだ。

ビットコインの値動きの変遷

ビットコインは価格変動が激しいのが特徴だ。単月で値動きが激しかったのは2013年年末で、ほぼ1ヵ月間で1BTCあたり2万円から12万円と約6倍にまでなった。しかし、2015年半ばには3万円を切る水準にまで下落している。

ビットコインが日本で広く認知され始めたのはその大幅上昇があった2013年頃からである。2013年1月時点では、1BTCは2,000円を切っていた。それが2017年5月には一時30万円を超えた。4年半で150倍以上の上昇だ。2013年1月の時点で10万円分のビットコインを購入していれば、1,500万円以上の価値になっているわけだ。

一説によると、ビットコインの取引参加者の多くが中国人で、中国元と逆相関しやすいと言われている。つまり、中国元の下落傾向にあるときは、ビットコインは上昇傾向にあるという。中国は、資産を中国国外に逃したい中国人が積極的にビットコインを購入しているとのことだ。ただ、ビットコインは、通常の為替市場より情報量が少なく、中央銀行などの正式な声明もないので、特定の情報や見解を鵜呑みにするのは危険である。

ボラティリティの高さには要注意

ビットコインはブロックチェーンという技術によって支えられている。ブロックチェーン技術という仕組みもさることながら、ボラティリティの高さも投資の対象として注目されている。ただ、ビットコインの値動きのみを追った取引は、投資というより投機といえるため、十分に注意が必要だ。(提供元:株式会社ZUU)

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