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第85話 知っているようで知らなかった株式投資の基本

 (写真=Osugi/Shutterstock.com)

目次[非表示]

  1. 1.株式投資で利益を出すふたつの方法
  2. 2.株式売買の方法は「指値・逆指値・成行」の3つ
  3. 3.次の目標は「チャート」の理解!

前回:ハセガワ部長の友人に投資の基本は株式であることを教えられ、投資の基本知識が足りないということを認識したことで、基本からしっかり学び直そうと決意した。

第84話はこちら→


株式投資で利益を出すふたつの方法

株式投資の基本とはなんだろうか? ネットでいろいろ調べると初心者向けの解説がたくさん見つかったので、とにかく読んでみることにする。

簡単にまとめると、株には2つの利益の出し方があって、ひとつは安く買って高く売ることで売却益を得る“キャピタルゲイン”。もうひとつは、株主への配当金で利益を得る“インカムゲイン”だ。これは、さすがに投資の基本中の基本なので理解していたが、株主優待でもらえる金券などを売って現金に変える、もらえる商品の市場価格を現金相当額として捉えることで、配当利回りを計算するという考え方も知った。これは、きっと賛否両論あると思うが、面白い発想だと思った。


投資する銘柄は、『会社四季報』などを使って会社の業績やPER、PBRといった情報を調べて決めるのは当然として、そもそもキャピタルゲイン狙いなのかインカムゲイン狙いなのかで、選択が変わるような気がする。


もちろん理想は、将来性があって業績もよく、配当も高いのにお手頃価格という銘柄だが、そんなお宝株は見つかる可能性が低い。ということは、キャピタルゲイン狙いなら将来性重視で業績や成長力をチェック、インカムゲイン狙いなら配当利回りと配当金の推移などをチェックすべきだろう。

こうした会社情報の調べ方は、会社四季報の読み方(下記リンク参照)で先輩方に丁寧に教えてもらったはずなのだが、結局、株式投資の目的が漠然としていたので活かせていなかったようだ……。


l   第42話 会社四季報を読んでみる

  第44話 四季報の損益計算書で業績を読み解く

l   第43話 会社四季報を読みこんでみる!

l   第45話 四季報の財務欄で貸借対照表の情報を読み取る


株式売買の方法は「指値・逆指値・成行」の3つ

(写真=ImageFlow/Shutterstock.com)

なかなか個別の銘柄を選べないという場合は、日経平均株価やTOPIXなどのインデックスに連動する投資信託で、株式市場全体に投資するという方法もあることを知った。日経平均株価というのは、日本経済新聞社が選定した日本を代表する225社の株式価格を平均した株価指数、東証株価指数(TOPIX)というのは、東証第一部に上場する国内株式全銘柄を対象とする株価指数のことだ。と偉そうに語ってみるが、これも以前学んでいたので知っていただけ(笑)。


調べていてもっとも知識不足だと感じたのは、株式の売買の方法だ。買いや売りの値段を指定する「指値注文」、逆に買いや売りの値段を指定しない「成行注文」のことは知っていたが、指定した価格以上になれば指値または成行で買う、指定した価格以下になれば指値または成行で売るという「逆指値注文」については、まったく理解していなかった。


逆指値を活用することで、利益の確定や損失の限定ができることがわかったので、自分のように株価を絶えずチェックして自由に売買する時間のないサラリーマンでも、しっかりとリスク管理ができるというわけだ。

単元未満株には投資をしているわけだが、こちらは普通の単元株の取引と違い、指値注文はできない。また、以前単元未満株で目先の株価変動に踊らされて失敗した経験があり、ここでは売買はあまりしないでおこうと決めている。

イトウ部長が「投資スキルを磨きたいなら普通の株式投資のほうがいい」と言っていたのは、こうした部分も含めてのことなのだろう。



「信用取引」という売買方法のこともよく出てきた。レバレッジを効かせて自己資金以上の投資ができるという信用取引は、通常の取引より大きな利益をあげるチャンスがある。「信用売り」という、証券会社に株を借りて売り、株価が下がったところで買い戻し株を返すことで、その差額を利益として受け取ることができる仕組みによって、株価の下落時にも利益が出せることも可能だ。しかし、損失の額も大きくなりやすいので初心者向きではないと思うし、レバレッジはFXの時に勉強したうえでまだやめておこうと判断したので、株式投資でも自分が手を出すことはなさそうだ。


次の目標は「チャート」の理解!

「株式投資の勉強は進んでるの?」

遅めの新年会から数日後、お昼休みにフクダ課長が話しかけてきた。


「はい。順調だと思います。それに、これまで単元未満株やおつり投資など色々やってきましたが、スキルを磨くという意味でやはり株式投資の実践が必要だと感じています」(ホント影響されやすい……)

「実践となるとチャートの見方、ロウソク足や出来高、移動平均線なんかも理解しておくべきだけど、そのあたりはFXでテクニカル分析を勉強した時に身についているんじゃないかな?これだけのことを短期間でスゴイよ!勉強家なんだね!」

フクダ課長は感心しきりだが……そんな風に言われると逆に不安になってきた。

そもそも株式投資はファンダメンタルズ分析、すなわち企業の財務状況や業績状況から判断する手法でやっていこうと考えていただけに、そのあたりは頭から抜けていた。


「え、えーとですね、ちょうどまとめようと思っていたところでした」と、とっさに口から言葉が出た。

「あ、そうなんだ……。相場の動きも見ないと失敗する確率は高いからね……しっかり覚えてね」


「アドバイスありがとうございます! しっかり勉強します!!」

よく考えれば株式投資だって銘柄の選択や売買方法といった知識以外にも、チャートの知識も必要なのは当然か。正直、チャートを見ることはあっても、株価の動きと直近の高値と安値ぐらいしか見ていなかった。基本的なところはFXと変わらないと思うけど、動き方は大きな差がありそうなので有言実行でまとめてみるかー。



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※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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