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第80話 ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析どっちがいいの?

(写真=ImageFlow/Shutterstock.com)


前回:差金決済の仕組みとスワップについて学び、FXの基本的な知識をひと通り身につけたところで、FXの取引口座を開設した。

第79話はこちら→


目次[非表示]

  1. 1.為替相場の予想はどうしたらいいの?
  2. 2.経済情勢を参考に予測する“ファンダメンタルズ分析”
  3. 3.過去の相場の動きから未来を予測する“テクニカル分析”

※本記事は2018年12月14日に公開した内容に一部修正を加え、必要な情報を追記したうえで2019年1月9日に再公開しております。


為替相場の予想はどうしたらいいの?

口座開設を申し込んでから数日後、仕事を終えて自宅に戻ると郵便ポストに「簡易書留郵便」の不在連絡票が入っていた。な、なんだ!? 書留? 誰かが引越し祝いを送ってくれた!?(そんなわけない)

差出人を確認すると口座を開設したFX会社だった。そういえば、ログインIDやパスワード、振込先銀行口座情報なんかは郵送で送られてくるって書いてあったっけ。


郵便局に連絡して、配達日を土曜日にしてもらう。まだ、「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」について勉強していないので、慌てる必要はない。フクダ課長にもらったFXの入門書でひたすら勉強あるのみだ!


とはいったものの、ファンダメンタルズ分析は経済の専門家並の知識が必要そうで、まだ自分には難しすぎる気がする。かといって、テクニカル分析ができるかといえば、たくさん種類があってどれを使ったらいいのかまったくわからない……。

一応、初心者でもわかりやすいものも紹介されていたけど、そのレベルの予測方法で相場の動きがバンバン当たったら誰も苦労しないよね(そのとおり!)。


自分で勉強しようと頑張ってみたけど、ここは素直にハセガワ部長とフクダ課長に教えてもらうのが早そうだ!


経済情勢を参考に予測する“ファンダメンタルズ分析”


(写真=OpturaDesign/Shutterstock.com)



翌日、部長と課長が昼食を食べ終えたタイミングで質問をぶつける。


「ハセガワ部長、フクダ課長、今ちょっとお時間いいでしょうか? 教えてもらいたいことがあるんです」


「おっ! もしかして安くてうまい飲み屋の情報かな? それなら任せろ!」

ハセガワ部長は地元出身なので、飲食店情報や穴場スポットにかなり詳しいとは聞いていたが、本人も自信があるようだ(笑)


「ぜひそれも教えていただきたいんですけど、今日はFXのファンダメンタルズ分析とテクニカル分析について教えて欲しいんです」


「あー、うん。それは初心者にはわかりにくいよねぇ……。どう説明したらいいのかボクも困るなぁ……」

専門家のフクダ課長にそう言われたらいったいどうしたらいいのだろう……。


「一応、いろいろ勉強したんですけど、ファンダメンタルズ分析は自分にはまだ難しいと思いまして。それは間違っていないでしょうか?」


「ファンダメンタルズ分析は経済情勢を分析する必要があるので一見難しそうに思えるが、ベースとなる理屈は意外と単純だぞ。経済が好調というニュースや指標が出ればその国の通貨の価値が上がるし、不調というニュースや指標が出れば通貨の価値が下がるんだ」


「なるほど、それならわかりやすいですね」


「でも、相場はそういう好調や不調を織り込み済みということもあるのが面倒なんだよね。専門家はニュースになる前に情報を掴んでいたりすることもあるし、事前の予想で“どうやら好調そうだ“となれば、先に買いが入って価格が上がり、指標が発表されたら売られて下がるということも少なくないんだよねぇ……。その逆もあるし」


「そうなんですね……では、いったいどうしたらいいんでしょう?」


「それがわかれば、誰も苦労しないだろうな」

部長、それを言ったらオシマイですが……。


過去の相場の動きから未来を予測する“テクニカル分析”


(写真=Heavypong/Shutterstock.com)


「それでは、テクニカル分析はどうでしょう? 機械的に分析できるので自分にもできそうな気がするんですが?」


「テクニカル分析は、過去の相場の動きを参考に投資家の心理状態を加味して予測する方法だ。ある程度手法が確立されていて、初心者でもやりやすいとは思うが、どの方法を使うかなどは経験が必要になるぞ」

ハセガワ部長は、とても温厚で優しそうに見えるが、どうやら投資やお金の話にはシビアなようだ。


「テクニカル指標にもいろいろあるからね。相場のトレンドに乗って利益を狙う順張りの“トレンド系”と、本来の価値よりも買われすぎて高くなっていたり、売られすぎて安くなっていたりする通貨を狙う逆張りの“オシレーター系”が基本だから覚えておくといいよ。結局は好みと戦略によって変わってくるとしかいえないなぁ……。あまり役に立たなくてごめんね……」

フクダ課長はなぜこんなに自虐的なんだろう。本題と関係ないが、そこに興味が出てきたぞ。


「そうなんですか……FXは奥が深いですね」


「そうだな。為替相場の専門家でもファンダメンタルズ分析を押す人もいれば、テクニカル分析を押す人もいるくらい、意見がわかれるところなんだ。だから、これが正解というのは自分で見つけるしかないだろうな」


「ありがとうございました。それを教えて貰っただけでも参考になりました。あとは自分で研究してみます」


「そうだね、まずは経験してみるといいんじゃないかなぁ。許容できる範囲でやってみることで学ぶことも多いはずだよ。損しちゃったら申し訳ないんだけどさ……」


最後までネガティブなままの課長だが、最後のアドバイスで踏ん切りがついた。とにかく、やってみないことには始まらない。まずはテクニカル分析のことをしっかり勉強して挑戦してみよう! 前進あるのみだ!!



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