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第61話 ベトナム不動産への投資ってどんなのもの?

(写真=De Visu/Shutterstock.com)

前回:有望な企業に出資して大きなリターンを狙うベンチャーキャピタルのことを学び、ベンチャーキャピタルファンドへの投資に少し興味を持った。
投資はじめました第60話はこちら→

目次[非表示]

  1. 1.注目を浴びる東南アジアの不動産
  2. 2.海外不動産への投資はハイリスクハイリターン

注目を浴びる東南アジアの不動産

梅雨も開け、いよいよ夏本番。待ちに待った夏休みももうすぐだ。自分は帰省するだけの予定だが、昼休みの雑談中、なんとはなしにニシカワ先輩に夏休みの予定を聞いてみる……。

「先輩、今年の夏はどこかへ行かれるんですか?」

「なんや突然。ちょいとベトナムに行こか思うてたところや」
と、コンビニの夏季限定スイーツを食べながら、驚きの返答をする先輩。

「ベトナムって、あのベトナム?」
意外な答えに思わず動揺する。

「ベトナムゆーたらベトナムや。ベトナムのホーチミンに不動産を買ったヤツがおってな。そいつが視察に行くゆーんでみんなで遊び行こうって話になってるんや」

「ほう、ベトナム不動産投資か……」
なぜか先輩と同じスイーツを頬張りながら、オオタ部長も会話に入ってくる。

「ベトナムの不動産に投資できるんですか? そもそもなんでベトナムなんでしょう? 危なくないんですか?」
最近、我が部署の雰囲気に慣れつつあるタカヤマさんもすんなり会話に入ってくる。

「ワシもそう思ったんやけど、そいつがいうには、ベトナムは経済成長著しく、人口もどんどん増えとるから不動産需要も高い。せやから、不動産価格も急上昇していて、インカムゲインを狙って賃貸で運用しながら、価格の上昇具合によっては売却してキャピタルゲインも狙ってるって話や」

「タイとかインドネシアとか、経済成長率の高い東南アジアの国には、他にもありますよね? その方はどうしてベトナムなんでしょう?」
いまいちベトナムである理由が見えないので、さらに聞いてみる。

「不動産価格が他の東南アジアの国に比べたら安いらしいで。あとは、2015年に法律が変わって制限付きながら外国人でも不動産が買えるようになって、海外に目を向けてる投資家の間でちょっとしたブームらしいわ。ま、受け売りやけどなw」

「確かにここ数年、ベトナム不動産投資の話を聞く機会は増えたように思う。ベトナムの不動産は割安感があって、市場開放されてからまだそれほど時間が経っていないので市場も未成熟。さらに経済成長も期待できるから高利回りが狙えるということだな。しかしベトナムか、うんうん。これは面白いかもしれない、ありだな。」

と、いつもながら見事にまとめオオタ部長であったが、なにやらブツブツ言っている。ちょっとだけ嫌な予感がしたが、気にせず仕事に戻った。

それにしても海外の不動産への投資なんて考えたこともなかった。確かに日本の不動産は高いし、爆発的な経済成長はなさそうだけど、だからといって外国の不動産のことは良くわからないし不安だ。本当のところはどうなんだろう。

海外不動産への投資はハイリスクハイリターン


(写真=airdone/Shutterstock.com)

午後、部長と先輩が会議に出ているので、事務所にはタカヤマさんとふたりだけになった。黙々と仕事をしているふりをしながらベトナム不動産投資のことを調べていると(コラコラ)、タカヤマさんが話しかけてきた。

「先輩。先ほどの話ですけど、ベトナムなどの海外不動産って不安なイメージがあるのですが実際のところどうなのでしょうか?」

「じつは自分も気になって調べていたんだけど、やっぱりそれ相応のリスクはあるみたいだね。まず、ベトナムは社会主義国なので土地はすべて国のもので、外国人の場合は建物や部屋を50年間所有できる権利を買うということらしい。ここは日本人の感覚では少し怖いところだと思う」

「50年経ったら所有権はなくなってしまうのでしょうか?」

「今の法律だとそうなるのかな。50年後に延長して最大100年は所有できるようだけど、突然法律が変わる可能性もあるので、気をつける必要があると思う。とはいえ所有権を売却することはできるので、それほど気にしなくてもいいのかもしれないね」

「ベトナムにも住宅ローンはあるのでしょうか?なければ全額を現金で支払うことになりますよね?」

「外国人でも利用できるものはあるみたいだけど、年利10%もとられるから実質ないのと同じだね。日本の銀行でローンを組むことも不可能ではないみたいだけど、やはりリスクが大きいので、それなりの資産を持っていないと難しいらしい。ということは、基本的には自己資金で買うことになるだろうね」

「送金の手続きとか大変そうですね」

「そうだね。購入するには実際にベトナムに行って支払いや手続きをしなければならないみたいだし、ベトナムの銀行口座も必要になる。商習慣も日本とは違うし、いろいろと大変みたいだよ。手続きの代行や仲介してくれる業者もあるけど、その分手数料が取られるし、一長一短だろうね」

「そこまでして買うメリットってあるんでしょうか?」

「それでもニシカワ先輩の友達みたいに実際に購入して運用している人がいるということは、大きなリターンが狙えるということだろうね。一方で、それほど効率がいいとは思えないという意見もあるから、ここは個人の判断になると思う。僕はすごく面白いしやってみたいと思うけど、投資の初心者がいきなり手を出すような話じゃない気がしているよ(笑)」

「やっぱりそうですよね。私の場合、やってみようにも資金がないんですけどね(笑)」

「それは自分も同じだよ(笑)色々調べてみたけど、資金面のハードルはやっぱり越えられてないよね」

なんて話をしていたらオオタ部長がいつの間にか会議から戻ってきて話しを聞いていた。

「資金なら会社にあるぞ。ベトナムいってみるか?」

「え?」

まさかの展開に頭は真っ白だ。

次回へ続く。

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※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
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