Original

第53話 新人研修シリーズ(3)少額からできる投資もある!

(写真=atiger/Shutterstock.com)

前回:真面目でしっかりものの新人に、少額からはじめられる積立投資や財形貯蓄、そして年金制度について教えた。
投資はじめました第52話はこちら→

目次[非表示]

  1. 1.資金が必要な不動産投資
  2. 2.少額からできる不動産投資とは?
  3. 3.新しい時代の投資"クラウドファンディング"

資金が必要な不動産投資

新人のタカヤマさんに投資のことを教えるのは今日で3回目。新人の前で恥をかかないようにしっかり復習したことで、自分自身の投資知識の再確認にもなっている。きっとオオタ部長はこういう効果も見込んで自分を教育係に指名したに違いない。

ということで、さっそく3回目の投資研修をはじめる。
「さて、投資の基本的なことは前回までにだいたい説明したので、今日はタカヤマさんの質問に答えていくことにするよ」

「はい!よろしくお願いします。それでは、さっそくですが"不動産投資"について教えてください」と、今日も真面目なタカヤマさん。しかも目のつけどころもいい!

「じつは不動産投資を説明しなかったのには理由があるんだ。不動産投資というのはアパートなら数千万円、マンションとなれば数億円の投資が必要になる場合が多い。つまり、ある程度の資産がある人向きの投資というわけ。新社会人にはちょっと縁遠い話なんだよね」と理由を説明する。

「そうなんですね。ですが、広告やCMなどで"自己資金ゼロでも始められる"という話がありますけど、あれはどういう仕組みなんでしょうか?」

僕が口を開くより早く、オオタ部長の天の声が……。
「自己資金ゼロでもできないことはないが、資金の調達方法はもちろん、いくら低金利の時代とはいえ借りた資金をどうやって返済していくか、ということを考えないダメだ。投資初心者はメリットやリターンばかりを見て、返済は家賃収入で賄えると考えがちだが、空室や賃料下落のリスク、補修や修繕費などの問題もある。だから、自己資金ゼロで始めるのは非常にリスクが大きいといえるな」と、しっかりフォロー。しかしどこで聞いてるんだ……?

「そういうことでしたら、たとえば都心のワンルームマンションの一部屋を購入して貸すというのはどうなんでしょう?」とタカヤマさんの質問が続く。

「それも悪い考えではないんだけど、一部屋しか所有していない場合、家賃収入が0か100かになってしまう。管理費や修繕積立金も必要だし、資産価値が下がってしまうリスクもあるんだ」と、かつてマイコ先輩に教えてもらったことを説明する。復習しておいてよかった。

「それ、どっかで聞いたような話やな~。確かここらあたりやったかな~?w」

第10話 TVでやってるけど私でもアパート経営ってできるの?

それは言わない約束でしょ!(誰との約束?)

少額からできる不動産投資とは?


(写真=Grand Warszawski/Shutterstock.com)

不動産投資の概要を説明したので、続けて不動産小口化投資についても説明する。
「通常、不動産投資はある程度の自己資金が必要だったんだけど、今は少額からできる不動産投資もあるんだ」

「それはいったいどういったものなんでしょうか?」

「不動産投資はさっきもいったように数千万円から数億円単位のお金が必要になる。そこで一口10万円、100万円といった少額で出資者を募り、不動産を共同所有して家賃収入を分配する。これを不動産の小口化商品というんだ」

「みんなで不動産を所有して、収益をみんなで分け合うということですね。少額でできる以外にメリットはあるんでしょうか?」

「少額から投資できるから投資先を分散することでリスクも分散できる。これは大きなメリットだよね。しかも、入居者の募集や管理もすべてお任せだから手間がかからないんだ。ただその分、手数料などは引かれるので個人所有よりも利回りは低くなるよ」

「ほかにも元本保証がないこと、流動性が低いっちゅーこともリスクとして知っておくべきや。投資にはメリット・デメリットどちらも必ずつきものやからな。詳しくはココ読んでや」

→第11話 不動産小口投資ってどんなもの?

新しい時代の投資"クラウドファンディング"

「不動産小口化商品を説明したから、似たような仕組みの"クラウドファンディング"についても説明するね」

「はい、ありがとうございます」

「クラウドファンディングというのは、そうだね、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、資金調達をしたい企業や個人が、ソーシャルメディアなどのインターネットを活用してプロジェクトへの出資者を募るものなんだ。そのうち、資金を融資して利息や元本の返済分を配当として受け取るものを"ソーシャルレンディング"というよ」

「どちらも自己資金が少なくても投資できるのが特徴やな。ソーシャルレンディングは1万円から出資できるものもあるんやで。それはこの辺に載ってたな~」

→第12話 ソーシャルレンディングの仕組み
→第13話 ソーシャルレンディングをさらに調べてみた

「出資者をインターネットで募るということは、比較的新しい投資なんでしょうか?」

「そうだな。2009年に設立された"キックスターター"が火付け役となって、世界中に新しい資金調達手段として認知されるようになったんだ。だから、歴史としてはちょうど10年くらいだな」いつの間にか横にいたオオタ部長の解説が入る。

続けて「そういえば、君もソーシャルレンディングに投資していたんじゃないか?」と聞かれる。

そのフリ待ってました!!!
「はい。"OwnersBook"という不動産に特化したソーシャルレンディングで、新宿区のオフィスビルに投資しています」

「わー、新宿のオフィスビルなんてスゴイですね!」タカヤマさんから尊敬の目が注がれている!

「そうはゆーても、確か5万円やったやんかw ここに書いてあったでー」とチャカしてくる先輩。

→第14話 ソーシャルレンディングやってみた

「それはそうですけど、先日11カ月の満期がきて合計2000円ちょっとの利益が出たので満足です。今の時代、5万円を1年間銀行に預けてもそれほど大きな利息はでないので、十分得していますよね」

「ま、そりゃそうやな。そうやって地道に資産を増やしていくのが大事なんや。1円を笑うものは1円に泣くっちゅーしな」

「そうだ。とくに資産が少ないうちは、そういう小さな積み重ねが大事なんだ。一攫千金を狙うのは投資ではなく投機になってしまうから、そこだけは注意してほしい」と最後にオオタ部長が締めたところで、今日はお開きとなった。

今回、新人のタカヤマさんに投資について教えるために、いろいろ復習できたことは自分にとってもよかったと思う。とっても優秀な新人なので、自分も負けないように頑張らないと!(すでに負けが見えているような、いないような……)

次回へ続く。

>> 投資はじめましたの新着情報を受け取る

※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
 実在の取材などでご協力いただいた皆様については、許諾いただいた場合に限り、実名でご登場いただきます。
 フィクションとしてお楽しみいただきつつ、皆様の資産形成にお役立てください。

株式会社明豊エンタープライズ_M-Lots田園調布


検索


新着記事


公式Facebookページ


公式Twitterアカウント


運営者情報

小口化投資商品の流通プラットフォーム 「みんなの投資online」の運営事業

株式会社スマートマネー・インベストメント 
〒100-0011 東京都千代田区内幸町一丁目1番7号 日比谷U-1ビル13階

メニュー