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第49話 新入社員からの資産形成

(写真=Wright Studio/Shutterstock.com)

前回、今更ながら不動産投資信託"リート"のことを学び、小口で不動産に投資できて、しかも証券取引所に上場されているため比較的自由に売買できることを知った。
投資はじめました第48話はこちら→

目次[非表示]

  1. 1.家計を管理してまずは資金を確保!
  2. 2.初心者は積立投信がセオリーだが…

家計を管理してまずは資金を確保!

いよいよ春本番といった感じののどかな昼休み、突然やってきたマイコ先輩が、いつもの感じで新入社員向けに資産形成の話をしてほしいと頼んできた。いきなりそんなこといわれても、どうしたらいいのやら……。

と一瞬迷ったが、マイコ先輩の依頼だから受けないわけにはいかない!! とりあえず、いつもの感じで話してみよう。

「オオタ部長、そしてニシカワ先輩、お仕事中スミマセン。僕たちのような収入も少なく、投資にまわせるお金も限られる若手社員は、今後の人生に向けてどのように資産を形成していけばよいのでしょうか?」

「なんやそれw、普段とぜんぜんちがうやんかwww」と大ウケのニシカワ先輩。

そんなにおかしかったかなぁ……いつもどおり、いつもどおり。

「ニシカワ先輩、新入社員ってどうやって資産を形成していけばいいのでしょうか?」

「んーそやなー、まずはとにかくベースとなる資金を貯めることからやろな。その上で余剰資金を投資に使うべきや」と、まだニヤケ顔の先輩。

「ベースとなる資金を貯めて……ですか?」

「そや。一般的によくいわれるのは、半年は暮らせるだけの資金と使う予定のある資金を貯めてから、余ったお金で投資を始めようという話やな」

「半年分の生活費ならだいたい100万円くらいですよね。使う予定の資金って、結婚資金、自動車購入資金、住宅購入資金といったものでしょうか?」

「まさにそれだ。そういった必要な資金を貯めた上で、余剰資金を投資にまわそうということだ」とオオタ部長。心なしかいつにも増してマジメだ。

「でも、新入社員がそれだけのお金を貯めるのって、正直かなり大変ですよね?」

「そやから、初任給もらって浮かれてバンバン使っちゃあかんってことや。収入と支出を管理して、毎月きちんと貯めなあかんってことやで」と、逆に絶好調の先輩。

「そのためには家計のキャッシュフロー、つまり入ってくるお金と出ていくお金をしっかり把握しないとダメだ。また、いつ結婚をしたいのか、いつクルマを買いたいのかといったライフイベントの予定も考えて、そこまでにいくら必要かということも考えなければならないぞ」

なるほど、家計の管理はもちろん、いつまでにいくら必要なのかを自分でしっかり考えなければいけないのか…。

「自分のように、"投資でお金持ちになって余裕のある暮らしをしたい"みたいな考えではダメなんですね……」

「それで、きちんと貯蓄できればええんちゃうか?そやけど、そういう漠然とした目標だけで計画どおりに貯蓄するなんてできんもんやで?」

「私からアドバイスするなら、毎月余ったお金を貯蓄するんじゃなくて、最初に貯蓄額を決めてから残ったお金でやりくりするってこと。あとは、クレジットカードの買い物は全て1回払いにして使いすぎを防ぐことね。分割払いやリボ払いは仮に利用するとしても、事前に計画をたててからね」とマイコ先輩。

「今は、家計を管理できる便利なアプリがたくさんある。家計簿をつけることに抵抗がある人もいるだろうから、そういったアプリを活用して家計をしっかり管理していくことが大事なんだ」

それにしても、自分に当てはめて考えると、見直さなきゃならないところがすごく多そうだ……。

初心者は積立投信がセオリーだが…

「それでは、余剰資金ができるようになったら、どんな投資をしたらいいのでしょうか?」

「考え方はいろいろあるんやけど、毎月一定額を積み立てる"積立投資"をすすめる専門家が多いようやな。今はNISAやiDeCoみたいな制度もあるし、これはひとつの正解やと思うで」

「積み立てだと、やはり手数料の低いインデックス型の投資信託になるんでしょうか?」これは去年覚えた知識のひとつだ。

「まあ、一番無難な選択や。手堅いとはいえるやろな」

「若者は先が長いから、コツコツ積立投資をすることで大きな資産を形成することができるわけだ。たとえば、余剰資金ができる前であっても、毎月1,000円程度の積み立てを始めてみるのもひとつの方法だと思うぞ」とオオタ部長。

「自分の場合なんですが、あまりお金もない状態でもとりあえず投資を始めてみることで、日本や世界の経済のこと、会社経営のことなど、いろいろ学ぶことができたと思うんです。だから、ほんの少しの金額でもいいので、まずは投資してみるのがいいのかなと思います」

「そやなー、自分も1年前に比べたら恐ろしいほど進歩してるやんか。そういう意味では、新入社員もまずは証券口座を作って少しずつ株式投資をしてみるってのは、いろいろ勉強になるかもしれへんな」

「今は、一口に投資といっても少額から投資できるものも増えているから、選択肢は昔に比べればかなり広い。自分のお金を使うことで学べることも多いし、失敗から得るものも多いだろう。だから、まずは貯蓄をするというセオリーにとらわれずに、チャレンジしてみることも必要かもしれないな。ただし、その場合も借金なんかは論外だ。あくまでも自分の余剰資金の範囲内でということだ」

とオオタ部長が見事にまとめたところで……、

「ありがとう。このまま新人に話せそうだわ~」と笑顔で去っていくマイコ先輩。

来週あたりに今日のお礼で一緒に御飯でもどう?って誘われたり(妄想その1)、記事を読んだ新人の社員の噂になったり(妄想その2)しないかなぁ~ニヤニヤ

次回へ続く。

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※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
 実在の取材などでご協力いただいた皆様については、許諾いただいた場合に限り、実名でご登場いただきます。
 フィクションとしてお楽しみいただきつつ、皆様の資産形成にお役立てください。

株式会社明豊エンタープライズ_M-Lots田園調布


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