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第26話 純金積立は投資初心者におすすめ!?

(写真=William Potter/Shutterstock)

前回:テレビ番組を見ていてふと思いついた砂金採り。一攫千金を夢見たが、現実はそんなに甘くないことを知った。投資はじめました第25話はこちら。

目次[非表示]

  1. 1.毎月1,000円でできる純金積み立て
  2. 2.ポイントは積み立てにかかるコスト

※本記事は2017年3月22日に公開した内容に一部修正を加え、必要な情報を追記したうえで2018年12月26日に再公開しております。

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毎月1,000円でできる純金積み立て

休日を利用して彼女と砂金採りに行った翌週の月曜日。昼休みにニシカワ先輩にその顛末を話してみる。
「先輩、“金”(きん)で一攫千金の夢を諦められなくて、先日の休みに彼女とふたりで砂金採り体験に行ってきたんですよ。でも全然儲かりませんでした」

「当たり前やアホw どこの世界に砂金採り体験をした人が“金”で儲かる施設を作るヤツがおんねん。」

「そもそも砂金採りは投資ではないぞ。きちんと投資について考えなさい」とオオタ部長。いつになくシリアスな雰囲気なので、場の空気が重くなる。

「やっぱり甘かったですね……。砂金採りは安易な考えだったと自分でも思います。ですが、“金”を調べた事によって、投資先の候補として“金”は十分魅力があるように感じました。そこでいろいろ調べてみたんですが、“金”の『積立投資』というのが良さそうに思えるんです!」

「普通は最初にそこに気がつくんやけどなw でも上出来や。純金積立は毎月1,000円からできるし、『ドルコスト平均法』で価格変動リスクも低めなんや。そやから“金”投資をはじめてみようって投資初心者にはおすすめなんや」

「どるこすとへいきんほー? ってなんですか?」はじめて耳にする言葉だ……。

「ドルはお金の“ドル”、コストは“コスト”、平均点の“平均”に法律の“法”や。投資の基本的知識やで」と呆れ顔のニシカワ先輩。

「ドルコスト平均法というのは、同じ投資先に一定の間隔で一定の金額を継続的に投資する方法だ。たとえば、“金”なら価格は毎日変動するから、一度に大量に買うと価格変動リスクが高くなる。そこで、購入する時期をたとえば毎月1日とか毎週月曜とか細かく分散することでリスクを減らすことができるんだ」と、いつもどおりオオタ部長の的確な解説が入る。

「それとやな、投資額を毎回同じ金額にすれば、“金”の価格が安いときはたくさん買って、高いときはちょっとだけ買うことになる、ってことはやな、平均購入単価が下がるっちゅーことや」

「なるほど!すごく勉強になりました。ドルコスト平均法のこと、“金”の積立投資のこと自分でも調べてみます」

ポイントは積み立てにかかるコスト

(写真= Steve Heap/Shutterstock)

“金”の積立投資について、自分なりに調べてみる。といってもインターネットで検索するだけなのだが……。

調べてみた結果、純金積立の購入代金は毎月自動引き落としできるので、手間もかからず買い忘れもないこと、ボーナス時や“金”価格が下がっているときに任意で追加購入できるということがわかった。これなら、ズボラな性格の自分にもしっかりと積み立てができそうだ。そして、積み立てた“金”は金地金や金貨、装飾品などと交換できるというのも個人的には嬉しいポイントだった。

また、“金”の積立投資はいろいろな会社が参入していて、選択肢はかなり多い。どこの会社を選ぶかもひとつのポイントになりそうだ。これは、ニシカワ先輩にアドバイスしてもらおう。

「先輩、純金積立ができる会社はたくさんありますが、どんな基準で選んだらいいのでしょうか?」

「選ぶ基準か……そやな、まずは年会費や手数料、つまり積み立てに必要なコストが低いほうがええやろな」

「コストですか……。会社ごとにそんなに違うんでしょうか?」

「年会費は無料のところも多いが、購入手数料は“金”の販売会社によってけっこう違うな。それと、購入手数料は積立金額で変わるところもあるから、年間のトータルでどれくらいかかるかは最初にチェックしておいた方がええで」

「うむ、そうだな。あと、“金”の保管方法にも種類があるんだ。我々投資家が購入した“金”の所有権を販売会社が持ち、積み立てた貴金属と同種同量の貴金属の返還請求権を取得する“消費寄託”というものと、販売会社の資産とは分離して保管する“特定保管”というものだ。消費寄託の場合、運用益が顧客に還元され、各種手数料が安くなる傾向が強い。特定保管の場合は運用を行わないため運用益はないが、仮に運営会社が倒産した場合でも寄託された“金”が戻らないというリスクはない」とオオタ部長。

「自分に所有権がないのに、自由に“金”を売ったり金地金に替えたりできるんですか?」

「消費寄託の場合は、所有権はないが販売会社に対して積み立てた“金”と同量の“金”の返還請求権があるんだ。だから、自分の好きなタイミングで売ることも、金地金に変えることもできるぞ」

「そもそも販売会社の数は、特定保管と比べて消費寄託の方が多いみたいやから、基本的には積み立てのコストと販売会社の信頼性で選ぶことになるやろな」

「そうなんですね。純金積立にはかなり興味があるので、もっといろいろ調べてみます!」
純金積立は手間もそれほど掛からないし、リスク分散を考えると株や投資信託、不動産関連のソーシャルレンディングとは違う分野のものに投資をしておくのは正しい選択のように思う。

毎月1,000円なら自分でも無理なく出せる金額だし、長期投資という意味でも、今からコツコツやっておくことも考えたい。

積み立てた“金”を装飾品に替えることができる販売会社もあるようだし、愛といっしょに長い間コツコツと積み立てた“金”で結婚指輪を作るなんて最高じゃないか!!(毎月1,000円の積み立てじゃ“金”の指輪ができるまで何年かかることやら……)


次回へ続く。

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