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第14話 ソーシャルレンディングやってみた

(写真=Montri Nipitvittaya/Shutterstock)

前回:「ソーシャルレンディング」についてさらに調べたことで、リスク分散をイメージし、自分でもできそうな気になってきた。投資はじめました第13話はこちら

※この記事は2017年7月13日に掲載したものを、2018年10月24日に更新したものです。


もともと、一番興味があったのは、株価・為替よりボラティリティ(価格変動性)の変化が少ない不動産投資だった。そして調べてみて、ソーシャルレンディングという新しい投資を知った。


これはまさに運命の出会い。僕が投資をはじめる第一歩に相応しい投資ではなかろうか?


ということでもう一度ソーシャルレンディングの仕組みやメリット・デメリットをまとめてみた。

目次[非表示]

  1. 1.ソーシャルレンディングとは?
  2. 2.投資対象としてのソーシャルレンディング。株式投資や投資信託、FXと比較してみると?
      1. 2.0.1.主なメリット
        1. 2.0.1.1.・少額から投資できる
        2. 2.0.1.2.・予備知識はほとんど必要なし、運用の手間もなし
      2. 2.0.2.主なリスク
        1. 2.0.2.1.・運用期間中のキャンセルはできない
        2. 2.0.2.2.・融資先の貸し倒れ
        3. 2.0.2.3.・運営事業者の倒産リスク
  3. 3.投資先の比較検討
  4. 4.投資家口座を開設する
  5. 5.はじめての投資を決断
  6. 6.来たる、初めての投資!
  7. 7.投資先と金額は必ず自分で決める


ソーシャルレンディングとは?

銀行などの金融機関を介さず、「投資したい人(出資者)」と「資金を調達したい人(資金調達希望者)」をインターネット上でマッチングさせるサービスのことを指す。


ある資金調達希望者が不動産購入を考えている場合、銀行などの金融機関から資金を借り入れて、購入するケースが大半である。


一方で、ソーシャルレンディングの場合は、資産調達希望者が銀行などの金融機関から借り入れるのではなく、出資者が投資した資金を資金調達希望者が借り入れて不動産を購入するのだ。


またさらに出資者は、その不動産の賃料や売却時における売却益を配当として受け取ることが可能になるケースもある。


ソーシャルレンディングのさらに詳しい仕組みや急拡大の背景などはここの記事で勉強済みだ!


ソーシャルレンディング基礎の基礎~ソーシャルレンディングと既存の金融機関の違い

https://mintou-online.com/blog/new-toushi/crowdfunding/1505

ソーシャルレンディング急拡大の背景

https://mintou-online.com/blog/new-toushi/crowdfunding/1545


投資対象としてのソーシャルレンディング。株式投資や投資信託、FXと比較してみると?


ソーシャルレンディングについてあれほど勉強したんだ。もう仕組みは完璧だもんね。

じゃあ投資対象としてのソーシャルレンディングはどういう特徴なんだっけ?


投資初心者でも一度は検討したことがあろう、株や投資信託、FXそしてと比べてみました!預貯金も。


主なメリット

・利回りの高さ

ソーシャルレンディングは個人が気軽に投資できる金融商品の中では比較的利回りが高いと考えられる。特に株やFXのように自分の選択次第で大きなリターンを得られるわけではないが、定期預金や国債と比較すると高利回りだろう。


・少額から投資できる

サービスによって最低投資金額は異なるものの、最低1万円から投資が可能なものも多く、投資資金がそれほど多くない自分にはピッタリだ。


・予備知識はほとんど必要なし、運用の手間もなし

株式投資やFX投資は銘柄選びや売買の知識がなければ継続的に大きなリターンを得ることは難しいと感じた。日々の価格変動もチェックする必要があるだろう。しかし、ソーシャルレンディングは事業者やファンドを選ぶ以外、知識は必要ではないし、1度投資をしてしまえば運用期間は待つだけでいい。日中は仕事があるし、面倒くさがりな自分にとってこのメリットも大きい。


主なリスク

・運用期間中のキャンセルはできない

突然資金が必要になったから、投資しているお金を現金化したい!と思っても、株式投資や定期預金のようにすぐには引き出せない。だからこそ、余剰資金で取り組む必要があるわけだな。


・融資先の貸し倒れ

融資先の企業が何らかの理由でお金を返すことができなくなった場合、元本割れするリスクがある。もちろん事業者は各社、対策を立てていることも多い。自分が投資しようと考えているファンドの短穂や保証の有無は確認しておいた方がいいだろう。


・運営事業者の倒産リスク

運営事業者の経営が悪化し倒産してしまった場合に、預けた資金が戻ってこない場合があるという。なるほど、そのための分散投資だな。


こうしてまとめてみると、全く投資をしたことがない自分にとって、細かい知識が不用で運用の手間もないソーシャルレンディングはピッタリかもしれない。まずはソーシャルレンディングで実際に投資をするという体験をしてみたい。投資をするってどんな感覚なんだろうか?


投資先の比較検討

さあ、ソーシャルレンディングについてはもう完璧だ。しっかり他の投資商品と比較した上でソーシャルレンディングがいいと判断できたと思う。


さっそく投資に・・・といきたいところだが、今度はどこの会社のどのファンドに投資をしたらいいんだろう?


事業者は20社以上あるけれど、こればっかりは自分に合ったものをみつけるしかない。


ソーシャルレンディングの大きなリスクは投資先の貸し倒れや事業者の倒産によって元本を失うこと。


しかし、投資家には融資先が分からない場合が多い。であればやはり自分で調べたり話を聞くことで深く理解できていて、自分で安全性が高いと考えることができた事業者さんの提供する商品がいいだろう。


ということで、以前、執行役員の成田さんにお会いしたロードスターキャピタル㈱が運営している「OwnersBook」(←第12話はこちら!) は、たくさん話を聞いていて、いい商品だと理解できているし、1万円という少額で投資を始められるので、ここに投資をすることに決めた!


投資家口座を開設する

投資をするためにはまず「OwnersBook」で投資家口座を開設する必要がある。「OwnersBook」の会員登録は以前、成田さんにお会いした後に済ませていたが、どうやらこれだけで投資が始められるのではなく、「投資家登録」というものが必要らしい。


さすがに、こうした手続きは会社のパソコンではできないので、自宅のパソコンで投資家登録をやってみた。手続自体は超がつくほどカンタン、一人でできた! 

しかし、投資家登録しただけでは、まだ投資案件へ投資はできないようだ。


「OwnersBook」のHPにある『よくある質問』を見てみると、

投資家登録後に審査があって、その後本人所在確認ハガキを受け取ると登録完了。

あとは投資家口座に入金すれば投資を始められるようだ。


投資家登録には申し込みをしてから、およそ1週間くらいは必要になるってことか。今すぐ投資を始めたかったから、登録していてよかった。


はじめての投資を決断

数日後、OwnersBookからハガキが届いた。あとやるべきことは、投資家口座にお金を入れることだ。いろいろ悩んだ結果、投資家口座には、清水の舞台から飛び降りるつもりで、わずかな貯金のなかから入金した。


その額なんと……50,000円。

緊張のひと時だ。


これがはじめての投資であることと、投資に使うお金はなくなっても困らない“余剰資金”で、ということは学んでいたので、とくに目的もなく普通預金に預けていたお金を使うことにした。


もちろんこれが貯金の全額と言うわけではなく、リスク軽減のために別のソーシャルレンディングや投資商品に分散投資できる分のお金は残してある。さすがだ自分。成長してるな。


(しかし5万円は投資しすぎたな笑)


そして、いよいよ投資案件探しだ。できるだけ利率が高いものをと探し始めるが、どれも「募集完了」で応募できる物件がない……。


募集完了した場合、追加の募集はないようなので、新しく次の募集が始まるまで待つしかない。


ということで確認すると……



次回の募集は6月12日になっている。募集開始時間は18:00から。勤務時間中に申し込みがはじまると社会人には厳しいが、この時間なら定時で退社すれば、ギリギリで間に合いそうだ。


肝心の投資案件の中身は、新宿区のオフィスビルで予定利回りは4.5%。予定運用期間11ヶ月。


よし、この初めての投資はこれに決めた!


来たる、初めての投資!

ついに、やってきた運命の日。定時になった瞬間、そそくさと会社を後にする。


帰りの電車はドキドキしっぱなしだった。何しろ生まれてはじめて投資に挑戦するのだから、平常心でいろというのが難しい。


そのころ、会社では…。

「ニシカワくん。彼はずいぶん急いで飛び出していったけど、何か聞いてる?」


「さあ、何も聞いてませんわ。デートちゃいますか?」


駅から猛ダッシュで帰宅して、パソコンを立ち上げて準備万端。18:00を待つ。



ゼーゼー。ハーハー。息が上がっている。


ダッシュしたのもあるが、50,000円といえども大金を投資する緊張感。

そして、いざ申し込もうとすると、なかなか決断できない……。

悩むこと10分。


うーん、どうしよう……。会社じゃないので部長や先輩に相談できないし……我ながら自分の決断力のなさに呆れてしまう。


そんなとき、「人に聞いたり、調べたりして集めた知識を、どう生かすかが大事だからな」という父親の言葉を思い出した。


そうだ! せっかく得たソーシャルレンディングの知識なんだ。生かさないでどうする。



よしっ! 今度こそ本当に決めたっ!!

50,000円で申し込むぞっ!!!!!


やや緊張しながら申込み口数の数字を「5」に合わせ、カーソルを「投資案件に申し込む」に合わせてポチっとクリック……すると、画面が切り替わって申しこみが完了。はじめての投資はあっけないほどカンタンだった。



達成感を抱きつつ、どれくらいで募集完了になるのか興味があったのでチェックを続ける。自分が申し込んだあとも順調に金額は増え続けていく。


その後もチェックを続け、短時間で5,000万円以上も資金が集まるって、ソーシャルレンディングってなんてスゴイんだろう、と素直に感動する。同時に5万円とはいえ、初めて投資をできた自分に嬉しさがこみ上げてきた。


投資先と金額は必ず自分で決める

翌日、いつものように日経新聞を読んでいると、出社してきたニシカワ先輩が話しかけてきた。


「自分、昨日えらい急いで帰ったけど、デートの約束でもあったんか?」


「えーと、実は18:00からOwnersBookの投資案件の募集がありまして、申し込むために急いで帰りました」


「なんや、そんなことなら一言いえばええやろ。部長も驚いてたで。で、どないや、申し込めたんかいな?」


「はい。思い切って5万円も投資しました!」


「そやそや、たったの5万円でも自分で決めるっちゅーのが重要なんや。何も知らんかったのに短期間でずいぶん成長したやんか。ホンマびっくりやで」

どこか言葉の端々にトゲを感じるが、一応先輩も成長を認めてくれたようだ。


そんなところに部長が近づいてきた。


褒めてもらえるかなw 成長しましたよ僕


「さっき、家に急いで帰ってパソコンで投資したって言ってたな」


「ハイ大変でした。ドキドキして駅の階段で転んだり、犬に追いかけられたりしました。でも大丈夫です!投資するって大変ですねw」


部長「・・・・・・・・」

「そもそもなんだが・・・・」

はい…?


「OwnersBookはスマホで投資出来るが何故使わなかった?」


あ…。



次回へ続く。

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※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
 実在の取材などでご協力いただいた皆様については、許諾いただいた場合に限り、実名でご登場いただきます。
 フィクションとしてお楽しみいただきつつ、皆様の資産形成にお役立てください。

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