初心者でもわかる資産運用のメリットとデメリット

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(写真=PIXTA)

資産運用は誰にとっても大事なものだが、実際、資産運用をどのようにしたらよいのかわからないという人も多いのではないだろうか。そこで、今回は資産運用の考え方やメリット、デメリットについて解説していきたい。

資産運用とは?

資産運用とは、運用することによって今ある資産を増やしていくことである。したがって、銀行に預金することも立派な資産運用である。資産運用というとお金持ちが株や不動産で儲けるようなイメージがあるかもしれないが、金額の大小はともかく預金をしていないという人はいないように、実は皆無意識のうちに資産運用を実践している。もっとも、預金だけをしていればいいというわけではないので、資産運用の基本的な考え方について見ていこう。

資産運用を開始するにあたっては、どのような資産を自分が保有しているかをまず把握する必要がある。たとえば、現金と預金だけなのか、それとも不動産をもっているのか、あるいは、貴金属、絵画、株を所有しているなど、人によって様々なはずである。自分がもっている資産を把握したら、次はその資産をそのまま運用できるものと、別の資産に換金が必要なものに分類する。たとえば、使用していない貴金属や絵画がある場合、それを換金して資産運用に回すことができないか検討するなどである。こういった整理をすることがスタートラインになる。

資産運用の必要性

ところで、なぜ資産運用をしなければいけないかというと、現金でそのまま保有する場合目減りしてしまう可能性があるからだ。政府・日銀は2%の物価上昇を目指しており、仮に物価が上昇すれば、相対的に現金の資産価値が下がるのである。なので、最低限物価上昇率分は資産を増やす必要がある。

資産運用で利益を得る方法には、大きく分けて、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」がある。インカムゲインは、金利や家賃収入のように資産を保有しながら一定の収入が得られるもので、安定的なところがメリットだが、利益の額が小さいのがデメリットである。

一方、キャピタルゲインは、株式や不動産の売却益のように資産を売却することで得られる収入で、タイミングによっては大きな利益が得られるというメリットがある。しかし、市場価格が低迷すると資産を売却できず、タイミングが悪いと資産運用どころか売却損が生じてしまうこともある。

資産運用では、緊急用あるいは短期に必要な資金として安定的な運用をしなければならい「安全資産」と、ある程度リスクを取っても利益を追求する「余剰資産」に分けて運用することが重要である。一般的にインカムゲインは「ローリスクローリターン」、キャピタルゲインは「ハイリスクハイリターン」といえるので、安全資産はインカムゲインで、余剰資産はキャピタルゲインで運用するのが基本となる。

資産運用のメリット

資産運用のメリットは、言うまでなく資産を大きく増やすことができることにある。働いて収入を得ることは生活の基本となるが、計画的に資産運用しなければなかなか資産は増えないものである。複利効果を活用したり、株式投資などのハイリスクハイリターンの商品をうまく運用したりできれば資産を倍増させることも不可能でない。

資産運用のデメリット

資産運用のデメリットは、運用をすることによってかえって損失が出る場合があるということである。順調に運用できていても一気に市場が暴落すれば資産が毀損されてしまうリスクがある。運用をしていなければ損失が発生することはないので、その意味で資産運用のデメリットといえる。また、預貯金のみで運用している場合でも、預金保険で保証されるのは1,000万円までであり、家賃収入でも空室リスクや地震などの天災によるリスクもあるので絶対に安心ということはない。

リスクヘッジ

資産運用におけるリスクを回避するためには、分散投資することが重要になる。全てを株に投資して市場に大暴落が起これば大損するが、預貯金や債券、不動産などに分散投資ができていれば株で損をしても他の資産でカバーすることができるからだ。もっとも分散投資をしすぎると管理が難しく収益率も低くなるので、取れるリスクとのバランスということになる。

資産運用には絶対的な答えはなく、資産の保有状況や取れるリスクの限度によって運用方法が異なる。心配な人はいろいろな分野に少しずつ投資して感覚をつかんでいくとよい。(提供元:株式会社ZUU)

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